特集:木工作家 遠藤マサヒロ - 普段使いの木の道具 -

We visited his while staying in the sea. / text koji mori
湘南で木の器や暮らしの道具をつくる、TURN(遠藤マサヒロ)の工房を訪ねました。







TURN / 遠藤マサヒロ

1990 明治大学政経学部政治学科卒業 ドキュメンタリーの演出助手、雑誌編集者、カジノディーラーを経て 撮影用テーブルウェアのレンタル会社勤務
2007 ウッドターニング始める
2008 塗師・山岸厚夫氏に師事
2010 平塚高等職業技術校・木工科卒業
atelier TURN 設立





遠藤マサヒロ 作品たちとの出会い



波乗り仲間が「湘南で木工やっている人がいるよ、ほらこんな感じの」と言って見せてくれた、ウォールナットのコーヒーミル。
どっしりとしていて、手仕事が感じられる温かさの中に、しっかりとプロダクトとしてのディテールをあわせ持っているような、そんな独特な雰囲気がありました。
そこから、数ヶ月後に訪れた代官山。 とあるお店の展示で、こないだ見たウォールナットのミルとの再会がありました。 そこで、はじめて「遠藤マサヒロ」という名前を知ります。 そしてミルの横には、スープ椀や、カッティングボード、ピザプレートとカッター、キャンドル立てに、ランプシェード。
今まで見てきた木工作家とは何か異なった角度から生み出された作品の数々に胸が踊りました。
それからOUR SHOPでこれらの作品を置きたいと切望し、遠藤さんのご自宅と工房を訪ねることになったのです。








朝、ひんやりと張りつめた空気を切り裂くような、バンドソーと旋盤の音。
遠藤さんの工房は海から少し離れた静かな場所にあります。 作品を作る材料は、主にウォールナット、ブラックチェリー、山桜、ナラなど。
まだ生のままの原木、製材した乾燥材、サンプルに作った試作品やこれからの出番を待つ材料たちがそこかしこに並んでいます。
それらの材料を、小刻みに、心地よいリズムで内から外へと、ボウルやプレートをシェイピングしていく遠藤さんに、ウッドターニングをはじめたきっかけについて尋ねると、以外な答えが返ってきました。




 ー いや実はね、木工を始める前は、サラリーマンをしていたんです。 それで、自分でも、物作りを何かしたいと思っていたんですよ。
そんなときに、仕事で三谷龍二さんの展示会に行く機会があって、木の器の魅力にはまってしまったんです。 そこから、会社を辞めて、ウッドターニングの道に進んだんです。  妻には事後報告でしたね、「今日、会社やめてきたから」って言ったら、ものすごい怒られちゃいましたけど(笑)

その後、クラフトフェアをきっかけに、すぐにセレクトショップやギャラリーなどが取り扱うようになり、今に至るそうなのです。
私自身も一目見たときから、一瞬でファンになってしまった遠藤さんの作品は、クラフトしすぎず、しっかりプロダクトとしての品質を感じる仕上げ。 木の器だからこそ、1つ1つの表情や、形状が違うけれど、ちゃんとスタッキングもできる精度。
派手ではないけど、しっかりと手仕事を感じる上質でずっしりとした佇まいと、奥ゆかしさを持っていて、1つ手にとって使ってみると、手から手に渡された、ぬくもりのようなものを感じる。そんな力があるように思います。





木の器というと、伝統的な漆塗りや、工芸品を思い浮かべる人も多いと思います。
でも、個人的に遠藤作品が好きな理由は、和っぽさばかりが浮き立っていない。でも、洋風でもアンティークでもないところ。
木をチェーンソーで割って製材、1本の木から削り出し、胡桃油で仕上げる。 他のウッドターナーと同じ工程であり、伝統的な技法や基礎がありながらも、枠にとらわれない。そこには、他の何者でもない「遠藤マサヒロ」が確かにあるのです。
でも、これだけの作品を作っているのも関わらず、遠藤作品は、とても謙虚なプライス設定になっています。これは、私も同じ作り手として思うすごいところです。そのことについて遠藤さんはこんな風に考えているそうです。



 ー 自分のことは、いつでも "ただの作家 "ということを忘れないようにしています。自分が作った器についても、作家が作ったただの木の器。その木の器を使うのは、年に1度や2度じゃない。みそ汁をのんだりごはんを食べたり、毎日使う物だし、気を使わせるような器ではありたくないんです。
食卓の主役はおいしいごはんや、家族の時間。こう言ってはなんですが、器はやっぱり "たかだか器" だから。
価格だって、それ以下でもそれ以上でもない、このくらいかなっていう基準が僕のなかであるんですよね。そもそもそういう者でありたいと思うんです。

ひたむきに木を向き合う遠藤作品からは、いつもの日常を少しだけでも豊かにしたい、そんなメッセージが伝わってくるような気がします。
私たちもこのページや遠藤さんの作品通じて、無垢材の良さや、手仕事の魅力が少しでも伝えられればと思っています。








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